秋田)被害者遺族が主張「交通犯罪・事件と表現を」

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曽田幹東
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 犯罪被害者が抱える苦しみを考える「犯罪被害者週間」(11月25日~12月1日)に合わせ、秋田市で11月30日、県などが主催する集会があった。交通事故で6歳の長女を失った都内在住の佐藤清志さん(55)が講演し、事故に対する悔しさや再発防止策のあり方など、胸の内を吐露した。

 佐藤さんの長女は2003年、信号機のある交差点を青信号で横断中、左折してきたダンプカーにひかれて亡くなった。

 悲しみ、苦しみ、加害者に対する憎しみ。「時間が忘れさせてくれるということはない。思いは募っていく」と佐藤さん。交通事故は殺人事件などと比べて軽く扱われることが多いが、「交通事故をすべて過失と考えて良いのか。『交通犯罪』『交通事件』という言葉を使うべきではないか」と話し、事故をなくすために社会全体でより真剣に取り組むべきだと訴えた。

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 ダンプカーの運転手は事故当…

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