イラク首相、辞任の意向 終わらぬデモで死者400人

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ドバイ=高野裕介
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 イラクの首都バグダッドや同国南部に広がった反政府デモを受け、アブドルマハディ首相は29日、辞任する意向を表明した。政府の汚職や失業問題に端を発したデモで、10月以降、約400人が死亡している。デモ隊は政治体制の変革も求めており、辞任によりデモが収まるかは不透明だ。

 アブドルマハディ氏は声明で、「国民議会(国会)に辞任を求める文書を提出する」としている。ロイター通信によると、29日にイラクで多数派を占めるイスラム教シーア派の最高権威シスターニ師が、議員に対して現政権への支持を再考するよう促しており、アブドルマハディ氏はこれに応じた形だ。一方、辞任の時期などについては明らかにしていない。

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 10月1日に始まったデモは…

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