ハリウッドの働き方改革とは シネマニア・サロンで議論

【動画】映画を通じて社会や政治を考える読者サロン「シネマニア・サロン」が開催された
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 映画を通して世界や日本、政治や社会について記者と読者がひざ詰めで語り合う。そんな読者との対話型イベント「シネマニア・サロン」を3年余り前から開いています。17回目となるサロンのテーマは「ハリウッドの働き方」や「映画と政治」など。11月24日、東京・渋谷で開催し、約50人の読者のみなさんと熱く語り合いました。(朝日新聞記者 藤えりか

俳優の尾崎英二郎さんスカイプ出演

 前半は私が、映画人への取材などをもとにお話ししました。テーマの一つは、米映画産業が集まるハリウッドで進む「働き方改革」です。俳優や脚本家、スタッフらが労働組合を作って待遇改善に長年取り組んできた歴史などを紹介しました。米俳優組合の一員でロサンゼルス在住の俳優、尾崎英二郎さんにスカイプに生出演してもらう場面も。俳優として良い仕事をするためにも、しっかり休める環境が大事だと語ってくれました。

 また、労働運動が弾圧された冷戦下の「赤狩り」をたどった記事、天安門事件や検閲について率直に語った中国のジャ・ジャンクー監督のインタビュー記事などをもとに、「映画と政治」をどう考えていけばいいか、インタビュー動画を交えながら解説しました。

グループ討論で熱く語り合う

 後半は、参加者が4班に分かれ、それぞれテーマを決めてグループ討論しました。

 「働き方」を語り合ったグル…

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