愛知)現代美術家が経営したジャズ喫茶 ファンが回顧本

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浦島千佳
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 名古屋市の現代美術家、故岩田信市氏が市内で経営していたジャズ喫茶「グッドマン」について当時のファンや関係者らが語った本を、三重県四日市市のジャズ愛好家、勝原良太さん(72)が自費出版した。「店そのものが岩田さんの作品だったのではと感じられる本。幅広い人たちに手にとってほしい」と話している。

 岩田氏は1960年代、ハプニング前衛芸術集団「ゼロ次元」を加藤好弘さんらと結成。街頭裸体パフォーマンスで話題になった。79年にはロック歌舞伎「スーパー一座」を旗揚げ。2008年まで活動を続け、17年に81歳で亡くなった。

 グッドマンは岩田氏が1965年から経営していた伏見のジャズ喫茶だ。学生時代に頻繁に通ったという勝原さんは「たばこの煙が立ちこめる薄暗い店内に大音量でジャズが流れる特異な場所だった」と顧みる。

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 本ではそんな店に出入りして…

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