政治資金7千万円弱集めても使途見えず ザル法ぶり実態

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茶井祐輝 八角健太
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 政治団体が1年間でいくら集め、何に使ったか。2018年分の政治資金収支報告書が、29日までに全国で公開された。浮かび上がったのは、実態そのものが怪しい団体や、国会議員より透明性が低い地方議員の懐具合だ。「ザル法」を地でいく事例を追った。

 「モンスター級の資金力だ」。関係者がそう指摘するのは佐藤茂・横浜市議(64)だ。議長経験もある8期目のベテランだが、その詳しい使い道は収支報告書からはわからない。

 佐藤氏が代表を務め、同じ所在地にある五つの政治団体は18年、外部の個人や企業から計約6800万円の寄付を集めた。国会議員も顔負けの金額で、夫婦合わせて例年1千万円超を寄付しているケースもある。

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 収支報告書に記載されている…

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