菅氏、反社会勢力「定義定まっていない」 責任明言せず

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 菅義偉官房長官は27日の記者会見で、国の税金を使って首相が主催する「桜を見る会」に、反社会的勢力とみられる人物が参加していたと野党が追及している問題について説明した。主な内容は次の通り。

 ――長官の「(反社会的勢力が)結果として入っていたんだろう」との発言を受け、野党側は「進退に関わる」と問題視している。責任をどう捉えているか。

 「個々の招待者が招待されたかどうかも含め、個人情報なので従来回答は控えている。『反社会的勢力』は様々な場面で使われ、定義は一義的に定まっているわけではない。26日の記者会見では、もし一緒に撮った写真があるなら、私自身は把握していないが、その方は結果として会場にいたのだろうと(いう趣旨で)申し上げた。反社会的勢力の出席を私自身は申し上げてはいない」

 ――本当に出席していたかは確認しているのか。

 「撮影の人物は面識がないし、個々の招待者の参加について承知していない」

 ――写真の人物がどういう人物か確認しているのか。

 「まったくしていない」

 ――(オーナー商法を展開し、特定商取引法違反容疑で今年、家宅捜索を受けた)「ジャパンライフ」元会長の招待も疑われている。首相の推薦枠との指摘もある。

 「現時点でこれらの情報は保有しておらず、お答えできない」

 ――「結果として入っていた」という言い方だが、招待していない人物が入った可能性はあるのか。

 「個々の招待者については、招待されたかどうかも含めて個人情報なので従来回答を控えている。26日の会見で私は『把握していない』と申し上げた上で、『みなさんからのご指摘があればそうだろう』と申し上げたということ。ただ、事実関係は承知していない」

 ――反社会的勢力をめぐっては、過去に(会合に同席するなどした)タレントが謹慎するなどしており、「知らなかった」では通用しない。首相や長官も謹慎すべきだといった厳しい意見もあるが、責任を取る考えはあるか。

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 「責任というか、申し上げて…

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