石畳駆ける欧州SUV、日本で攻勢 小さめサイズが売り

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友田雄大
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 高めの車高で人気のSUV(スポーツ用多目的車)市場で、輸入車の攻勢が目立ってきた。特に小型車が得意な欧州勢が相次いで新商品を日本に投入。小さめの車は日本メーカーのお家芸だが、欧州勢は独特のデザインや乗り味をアピールしており、競争が激化しそうだ。

 「コンパクトなのに広い室内空間。内外装の組み合わせは21通り。上級車に匹敵する先進装備」。独フォルクスワーゲン(VW)日本法人のティル・シェア社長は27日、「VW最小のSUV」とうたう新型車「T―Cross(クロス)」の発表会で力を込めた。鮮やかなオレンジなど八つの車体色で、上級グレードはホイールやミラーの色も選べる。カラフルな外装が特徴で、幅広い層にアピールする。

 以前は「悪路向けのタフな四輪駆動」のイメージが強く、三菱自動車の「パジェロ」やトヨタ自動車の「ランドクルーザー」など大型車ばかりだったSUVだが、最近は運転しやすい高めの車高で世界的に人気だ。都市部でも乗りやすい小型車も増えている。マツダによると、国内の普通車販売でSUVが占める比率は18%と、この9年間で2・5倍に伸びたという。

 日本メーカーも様々なSUVをそろえるが、最近目立つのは輸入車勢だ。

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