大阪)「非日常」の遊びを 川野麻衣子さん

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柳谷政人
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 池田市の小高い住宅街にある水月公園の中に、市立水月児童文化センターがある。全国に先駆けて2001年、NPO法人として市からこの施設の運営を委託された「北摂こども文化協会」の3代目理事長に、昨年就任した。

 前理事長は母親の立石美佐子さん(70)。新興住宅地だった豊能町・光風台に子どもの遊び場を作ろうと「豊能おやこ劇場」を運営するなど、地域での子育てに力を注いだ。川野さんは地域の人々に囲まれて育ち、中学や高校ではリーダーになってキャンプやイベントの企画もした。

 その影響で「子どもに関わる仕事がしたい」と思うようになった。進学した奈良教育大では教育学を専攻し、大学院では地域社会で子どもを育てる研究に取り組んだ。ちょうど母が事務局長を務めるおやこ劇場がNPO法人化して、子どもの育ちを分析する研究機関を作ることになったことから、慣れ親しんだこの団体に就職した。

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 研究テーマの一つは「プレイ…

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