北海道)再エネで発電 非常時電源、イチゴ栽培にも活用

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西川祥一 磯部征紀
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 昨年9月の北海道胆振東部地震で大きな被害が出た厚真町は、太陽光や、地震で発生した大量の倒木を使った発電施設をつくる計画を策定した。再生可能エネルギーによる発電事業を「復興」のシンボルにしたい考えで、災害時には避難所に電力を供給し、発電の廃熱はイチゴのハウス栽培にも活用する。

 町は26日、調査費93万円を盛り込んだ補正予算案を臨時町議会に提案し、可決された。事業は2022年度に本格的にスタートさせる予定だ。

 町によると、太陽光発電施設は京町、本郷、富里、新町の4地区に設置し、通常時は公共施設に電力を供給する。地震直後に道内のほぼ全域が停電したブラックアウトを教訓に、災害対策本部となる町役場や避難所となるスポーツセンターの非常電源としても活用できるよう、蓄電施設も設置する。

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