「政宗公の精神、実物大で」 被災帆船復元で当主が構想

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聞き手・井上充昌
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 仙台藩主・伊達政宗がローマに派遣した「サン・ファン・バウティスタ号」。その木造復元船を4分の1サイズで造り直す県の方針に納得できない人がいる。伊達家18代当主の伊達泰宗さん(60)だ。ならば、と、自ら実物大のモニュメントを別に造る構想を描いている。その思いを聞いた。

 ――繊維強化プラスチックを使った4分の1サイズの復元方針はどうですか

 「まず最初に木造復元船をつくろうとした時に話をさかのぼる必要がある。広く県民に呼びかけて寄付を集めた。その後、どうして船が壊れてしまったか。管理が悪かったからです。そこを忘れていませんか。津波もあったし、せめて寄付をした人たちに説明すべきだった。私も含めてはがき1枚もなく、いきなり廃船を知った。それはないだろう。寄付をした人の心に対して申し訳ないという気持ちがなかったのかなと」

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 「県の説明では、4分の1サ…

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