土壇場のGSOMIA延長 何が韓国政府を動かしたのか

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ソウル=神谷毅 相原亮 太田成美 金成隆一
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 韓国政府が22日、日本との軍事情報包括保護協定GSOMIAジーソミア))を継続すると発表した。日本から対韓輸出規制で協議するとの合意を得て、失効を6時間後に控えた土壇場での判断だった。ともに強硬姿勢を示してきた日韓に、何があったのか。

 韓国大統領府の事情に詳しい関係者は、協定の失効期限(23日午前0時)を目前に控えた今月下旬、「韓日間で接点ができつつある」と語っていた。日韓は、エスパー米国防長官が訪韓して協定維持を強く求めた15日の前後から、外交ルートでの協議を加速させていたようだ。

 この関係者によると、韓国外交省の趙世暎(チョセヨン)・第1次官が今月下旬に訪日。協定継続を決める数日前には、日本政府の高官もソウルを訪れ、協議したという。

 いったんは日本に協定破棄を通告した韓国政府はなぜ継続を選んだのか。

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 韓国には対応すべき国内外の…

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