春場所が縁、競馬場が第二の人生 稀勢の里の元付け人

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内田快
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 元横綱稀勢の里(荒磯親方)の付け人を長く務めた三段目94枚目の淡路海(26)が22日、九州場所13日目で敗れて引退した。第二の人生は、所属する田子ノ浦部屋が春場所で間借りした競馬場が舞台だ。

 勝てば、千秋楽の三段目優勝決定戦に進めるこの日の一番。村田を相手に、立ち合いから一気に寄られて俵を割った。この敗戦が、現役最後の取組となった。

 身長176センチ、体重93キロで力士としては決して大きい方ではなかった。2009年春場所で初土俵を踏み、最高位は三段目の7枚目だった土俵人生。花道の奥で荒磯親方や兄弟弟子たちから花束を渡され、荒磯親方に「おつかれさま」とねぎらいの言葉をかけられた。「横綱や今の大関(高安)らの付け人ができたのが財産です」と涙がこぼれた。

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