漫画本を救え!熊本で進む保存活動 宮崎駿、横山光輝…

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渡辺七海
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 国内外から漫画本や漫画雑誌を集め、保存や有効活用につなげる取り組みが進んでいる。その一つが熊本市NPO法人「熊本マンガミュージアムプロジェクト」(通称クママン)。2015年から始まった企画で、拠点づくりに向け法整備をめざす国会議員とも連携していきたい考え。

 10月初旬。熊本市中央区出水の倉庫に150箱の段ボールに入った漫画約7500冊が運び込まれた。そのうち、1981年以降に出版された漫画は、県内外の図書館に送られるほか、文化庁などの協力を得て海外の大学に送られる。中国や南米の大学では語学の教材として漫画が人気だという。約4千冊が北京大学に送られたこともある。

 明治時代から80年までの貴重な漫画は倉庫で保管されたのち、熊本大学へ。国立国会図書館でも漫画を保存するが、30年代や戦後すぐに貸本屋だけで流通していた作品は、同館に納入されていないケースが多いという。

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 文化庁の「メディア芸術連携…

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