「トイレは旅の悪役にもなる」TOTO社長、快適さ追求

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聞き手・田幸香純
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TOTO 喜多村円社長に聞く

 観光で日本を訪れる外国人が増え続けている。TOTOの喜多村円社長は、観光産業をさらに盛り上げるため、トイレを含む水回りの整備の必要性を訴える。

 今年秋のラグビーワールドカップ(W杯)が盛り上がり、多くの外国人客が来ました。日本で観光が大きな産業へと発展する足がかりを得たように感じました。日韓関係の悪化で韓国人客は減っていますが、一時的だとみています。東京五輪の開催も来年に控えており、全体として今後も増えていくことは変わらないと思います。

 観光資源が多く、おいしい食事があり、おもてなしの心が伝わることで、日本を旅する良さを感じる外国人客は多いと思います。日本の経済を支える存在になっていくでしょう。

 観光産業の拡大に必要なのが、観光インフラの整備です。ここにはトイレを含む水回りも入ります。トイレは旅の「主役」になりませんが、「悪役」にはなり得ます。楽しかった旅に、「汚いトイレ」という嫌な思い出を入れてはいけません。整備はまだまだ不十分です。水回りのトップメーカーとして、古いトイレを快適に変え、訪日客需要の下支えをしたい。

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 日本はこれまで輸出や製造業…

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