米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は20日、労使交渉でGMが不利になるよう仕向ける不正があったとして、ライバルの欧米大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)を提訴したと発表した。GMは、昨夏に急逝したFCAのセルジオ・マルキオンネ前CEO(最高経営責任者)が不正を主導したと主張。FCAは反論し争う構えで、世界的な自動車大手同士が争う異例の訴訟となる。
GMが訴えているのは、同社やFCAなど米自動車大手が4年ごとに全米自動車労組(UAW)と結ぶ労働協約を巡る不正だ。
GMの訴えによると、FCAは…