栃木)宇都宮の大学生、自ら被災しながらボランティアも

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津布楽洋一
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 台風19号は宇都宮市内の住家にも約1千件の浸水被害をもたらした。一見すると水が引いて被害が見えにくくなってきたが、なお元の生活に戻れない苦労は続く。「現状を知って復旧に協力していただきたい」。本人も被災しながらボランティア活動をする大学生が呼びかけている。

 宇都宮市の宇都宮共和大学4年水野祐平さん(22)は、田川近くの自宅が床上浸水した。氾濫(はんらん)した濁流が高さ1・2メートルまで押し寄せた。家族7人は早めに避難して無事だったが、1階は泥が積もってめちゃくちゃになった。

 床板をはがして乾燥させたが、床を張る業者がいつ来てくれるか、いまだにめどが立っていない。むき出しの骨組みの上に1畳ほどの板を1枚置いて、寝袋で寝ている。最近は床下の通気口から吹き込む外気が冷たくなってきた。床板がないので台所が使えず、炊事にも苦労している。

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 11月になってようやく大学…

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