不妊の検査・治療、夫婦の2割が経験 働く女性守るには

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水戸部六美
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患者を生きる・職場で「不妊治療」(5:情報編)

 「不妊」とは、妊娠を望む健康な男女が、避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しない状態だ。日本産科婦人科学会は、この期間を「1年」と定義している。

 その場合、まず精液や卵管などを調べる「不妊検査」をする。卵管がつまっているなど原因が分かれば、卵管を通す手術など、原因に応じた治療をする。

 原因不明の場合は、排卵と受精を補助する治療を段階的に行う。

 医師の指示で、排卵日付近に頻回に性交をする「タイミング法」▽排卵日ごろに、動きのよい精子を選別し、管で子宮に注入する「人工授精」▽卵巣から卵子をとりだし、体外で受精させて子宮に移植する「体外受精」や「顕微授精」――と進むのが一般的だ。

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