多摩川沿いの「土手高」 台風被害乗り越え花園へ

有料記事

森田博志
[PR]

 第99回全国高校ラグビー大会(大阪・花園)の東京都第1地区予選で、東京高が3年ぶりに全国大会の切符をつかんだ。10月の台風でグラウンドが流された逆境をはね返した。

 東京高は大田区多摩川沿いに学校があり、「土手高」とも呼ばれて親しまれている。ラグビー部やケンブリッジ飛鳥選手らが輩出した全国レベルの陸上競技部が使うグラウンドは、河川敷にある。

 このグラウンドが、台風19号の直撃した10月12日夜に水没した。これまでも増水でしばらくグラウンドが使えなくなったことはあったが、森秀胤監督(57)によると、今回は水がなかなか引かず、1週間ほどは魚が泳いでいたという。

 用具も被害を受けた。H型のラグビーポールや周りのネットはなぎ倒されて流失した。重さ100キロを超えるスクラムマシンは、約3キロ下流でみつかった。

ここから続き

 ちょうど同校が14日から予…

この記事は有料記事です。残り447文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら