人毛売買、東南アジア産にシフト エクステ人気の陰で
佐藤恵子
自分の髪を売り、収入を得る「人毛売買」が広がっている。髪の毛を寄付する「ヘアドネーション」と違い、長くてきれいな髪ほど高値で売れる。その実態を探った。
「20代 日本人 人毛 50センチ 196グラム コシがあり滑らか」
そんな売り文句で、髪の毛がインターネットオークション「ヤフオク!」に出品されていた。カットする前と後の女性の後ろ姿や、切り落とした髪束の写真も掲載され、「カラーやパーマは一度もしていない」とPR。31件の入札があり、4万円で落札されていた。
ヤフオクに出品されているのは、切り落としただけの髪束。「人毛 髪束」で検索すると、過去約4カ月で280件ほどの落札例があった。「小学6年女子の人毛」「27歳 髪束30センチ」「70センチ チャイナ」などと、髪の年代、性別、国籍、長さ、重さなどの説明が付いている。数千円から数万円での落札が多い。
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「毛が太くて丈夫」「細くて…
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