水道メーター、都内で盗難相次ぐ 銅の転売が目的か

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長野佑介
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 東京都板橋区内で11月に入り、水道メーターの盗難が相次いで発覚した。狙われたのは入居前の新築住宅7軒。昨年度は大阪市、今年度は千葉県でも被害が相次いでいる。都水道局の担当者は「転売するにも刻印された識別番号を削る必要があり、手間がかかるはずだ。なぜ盗難が続くのかわからない」と困惑する。

 都によると、盗まれた水道メーターは住宅の敷地内に埋め込まれたボックス内にあった一般家庭用で口径20ミリ。単価は3440円で、被害総額は2万4080円に上るという。

 都内ではこれまでも盗難が繰り返されてきた。過去8年間での被害は280個近く。2012年には、江戸川区の倉庫内に保管されていた94個(被害総額24万5340円)が、17年には豊島区の解体中のビルにあった45個(同15万9650円)が盗まれたという。

 都外でも、千葉県では今年度、船橋、市川、千葉の3市で解体作業中の現場などから計4個が盗まれた。大阪市では昨年度、約100個の被害があった。いずれも狙いは不明だが、各自治体の担当者は「部品に使われている銅の転売目的ではないか」との共通した見解を示す。

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