「桜を見る会」に出席した安倍晋三首相の地元関係者について菅義偉官房長官は14日午前の記者会見で、「名簿については、会の終了をもって、遅滞なく廃棄していることから、内訳を答えることは困難だ」と述べた。しかし、名簿がなければ、桜を見る会への招待が適正になされていたのかを検証することが難しくなる。公文書管理のあり方が改めて問われている。
管理が問題になっている名簿には、各省庁がつくった「推薦名簿」と、内閣官房と内閣府が推薦名簿から取りまとめた「招待名簿」がある。いずれの名簿も保存期間は各省庁が文書管理規則を定めて管理。内閣府の場合は、2018年4月から保存期間を「1年」から「1年未満」に変えた。担当者は14日の野党の会合で今年の紙の名簿は5月9日に廃棄したことを明らかにした。
14日の参院内閣委員会では…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら