京アニ放火、問われる聴取の任意性 逮捕前に弁護士派遣

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 36人が亡くなった京都アニメーション第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件は、殺人容疑などで逮捕状が出ている、さいたま市見沼区の無職青葉真司容疑者(41)の転院で新たな局面を迎えた。今後、京都府警の逮捕時期が焦点となる。一方、京都弁護士会は逮捕前の段階から、弁護士を派遣する異例の決定をした。

 14日午前9時ごろ。青葉容疑者は、病院関係者や捜査員らに囲まれた中、担架に乗せられてドクターカーに移され、大阪府内の病院を出発した。京都府警の捜査車両に警護されながら移動し、同10時15分ごろ、京都市内の病院に到着した。担架に乗せられたまま、水色の毛布にくるまれた状態で病院内に運び込まれた。今後、リハビリを続ける。

 捜査関係者によると、青葉容疑者はやけどの専門的な治療を受けられる大阪府内の病院で皮膚移植を繰り返し、転院できる状態まで回復した。転院を間近に控えた今月8日、府警は事件後初めて、任意での事情聴取に踏み切った。

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 捜査関係者によると、青葉容…

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