2020年米大統領選で再選を目指すトランプ米大統領に対抗し、共和党候補を目指して立候補を表明していたマーク・サンフォード元米サウスカロライナ州知事が12日、選挙戦から撤退する意向を明らかにした。9月の会見では「(トランプ氏に代わる)選択肢を示す」と意欲を語っていたサンフォード氏に何が起きたのか。

 大統領選に向け、民主党は熾烈(しれつ)な候補者争いが展開されているが、共和党は現職のトランプ氏が候補者となることがほぼ確実視されている。そんななか、サンフォード氏は9月に立候補を表明した。なぜ、あえてトランプ氏に挑むのかの理由を聞こうと、9月16日に地元サウスカロライナ州で開いた記者会見に参加した。

 会見に集まったのは地元メディア10人程度。関心が高いとは言えなかったが、サンフォード氏はトランプ氏の写真をかたどったボードを横に熱心に論じ始めた。

 まず語ったのは、米国の抱える…

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