栃木)中小河川もハザードマップ作成へ 浸水被害教訓に

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北崎礼子 池田拓哉
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 浸水想定区域図が作られていなかった県内の中小河川が氾濫(はんらん)し、被害が広がった台風19号。浸水想定の最新データがハザードマップに反映されていなかったり、安全なはずの避難所が浸水したりした自治体では今回の被害を教訓とした見直し作業を進めている。県もハザードマップの見直しを後押ししている。

 渡良瀬川の支流の旗川や出流(いずる)川が氾濫した足利市。被害が大きかった浸水地域を中心に、今回の被害状況を反映した地域ごとの暫定版のハザードマップを来年の梅雨時までに完成させると決めた。まずは住民から浸水状況を聞き取り、消防の記録をまとめる予定だ。

 足利市は国と県が2017年に公表した「千年に一度の大雨」に対応できる浸水想定に基づく最新のハザードマップを策定していなかった。今回、女性1人が死亡し、多くの家屋が浸水した富田地区では、その最新想定をさらに上回る被害が広がった。

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 足利市は1級河川の渡良瀬川…

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