バレーボールのミカサ、「五輪公式球」でも危機感の理由

有料記事

聞き手=橋田正城
[PR]

 2020年東京五輪パラリンピックや大会後を見すえ、解決したい課題や取り組みたい活動を聞きました。

ミカサ・佐伯祐二社長

 「スポーツ用ボールのMIKASA」と言えば、ピンとくる方がいるかもしれません。広島市に本社があり、社員140人ほどの中小企業です。

 船舶用品も扱っています。1917(大正6)年の創業で、当時はゴム草履やおむつカバー、大八車(だいはちぐるま)の車輪をつくっていました。広島はゴムメーカーが多くて過当競争が起き、昭和初期にボールづくりを本格化させたようです。

 62年に就任した5代前の社長が「目玉になる事業を」と考え、バレーボールの国際的な営業に取り組みました。「ボールを世界に売り込もう」と言って、人材も総合商社からヘッドハンティングしました。当社のバレーボールは、前回の東京五輪を皮切りに、ほとんどの五輪で公式球に採用されています。

ここから続き

 来年の東京五輪でもビーチバ…

この記事は有料記事です。残り1036文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら