鉄人28号、完成10年「復興から飛躍のシンボルに」

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森下友貴
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 神戸市長田区に制作された「鉄人28号」の巨大モニュメントが、完成から10年を迎えた。阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとして知られるが、構想段階から関わり続けた関係者は「いまや飛躍のシンボルでもある」と語る。

 JR新長田駅から歩いて約1分。若松公園・鉄人広場に、鉄人28号のモニュメントは立つ。高さ約18メートル、総重量50トン。230個のパーツからなる。その管理やイベントの開催をするNPO法人「KOBE鉄人PROJECT」の岡田誠司事務局長(60)はしみじみと見あげた。「ようこんなもん作ってもうたな」

 地元で生まれ育った。震災当時、須磨区の自宅で「まるでゴジラが来たような」大きな揺れに襲われた。無事だったが、親しかった知人の母が犠牲になった。

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 「震災で住宅や店舗の多くが…

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