選手活躍の陰に気象データあり ウェザーニューズ社長

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聞き手=金山隆之介
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 2020年東京五輪パラリンピックや大会後を見すえ、解決したい課題や取り組みたい活動を聞きました。

ウェザーニューズ・草開千仁社長

 スポーツ選手にとって、試合までに最高のコンディションを整えられるかどうかは重要なことです。気象への心配は準備の邪魔になる。ウェザーニューズは、選手が集中できるよう、競技に影響しそうな気象データをプロ野球やJリーグの多くのチームに提供しています。

 こうした「スポーツ気象」を国内で使えそうなのはプロに限らず、アマチュアも含めて10万チームとみています。

 ラグビー日本代表にも2015年のワールドカップから協力しています。提供するのは、会場の過去数年~20年分の気象データ。試合の2週間前から週間予報、3日前からは1時間予報を伝えます。天気のほか風向風速や湿度、日差しの有無など、競技に影響がある気象要素を伝え、対策に生かしてもらいます。前回大会では現地の天候が荒れやすく、チームは試合中の雨を想定し、せっけん水をつけたボールで練習したそうです。

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