水中で生後4カ月から教育 50年間の業績、米国で表彰

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松本行弘
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 乳幼児向けのベビースイミングに取り組み、リズムを導入した「アクアミクス」を考案したサイトーアクアティックアカデミー(名古屋市西区)代表の斉藤典子さんが9月、全米スイミングスクール協会(USSSA)から表彰を受けた。約50年前にベビースイミングと出会った米国から、日本で積み上げた業績が認められた。

 受賞したのは「Lifetime Achievement Award」。長年こつこつと取り組んだ活動が表彰され、斉藤さんは「仲間の水泳人から、とても権威ある賞だと聞き、光栄に感じています。米国人以外の受賞も珍しいそうです」と喜ぶ。

 名古屋市出身。競泳の強豪、愛知淑徳高で自由形の選手だった。1969年、留学していた妹の紹介で、米ボストンのYWCAで水泳指導をしていた時に、ベビースイミングを知った。「競泳しか知らない自分には衝撃だった」。帰国して日本でやろうと決意。当初は理解してもらえず開催できるプールが見つからなかったが、75年に名古屋YMCAで教室開設にこぎ着けた。日本初の本格的なベビースイミング教室で、十数人の募集に200人以上の応募があったという。

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 85年にサイトーアクアティ…

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