Hagexさん刺殺事件、初公判で被告が起訴内容認める

角詠之
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 福岡市中央区で2018年6月、有名ブロガーの男性を刺殺したとして、殺人などの罪に問われた無職松本英光被告(43)=福岡市東区=の裁判員裁判が11日、福岡地裁(岡崎忠之裁判長)で始まった。罪状認否で、松本被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。判決は20日の予定。

 起訴状によると、松本被告は18年6月24日午後7時ごろ、福岡市中央区大名2丁目の起業家支援施設に侵入。午後8時ごろ、1階のトイレやその近くで、インターネットセキュリティー関連会社の社員、岡本顕一郎さん(当時41)の首や胸、背中などをナイフで多数回突き刺し、殺害したとされる。

 岡本さんは「Hagex」のハンドルネームで知られる有名なブロガーだった。松本被告は、他のネットユーザーを中傷する書き込みを繰り返し、ネット上で「低能先生」と呼ばれていた。2人に面識はなかったが、岡本さんはブログで「低能先生」の書き込みを問題視しており、こうしたことが動機だったとみられる。(角詠之)

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