工藤会系組長、総裁の指示「見たことない」 法廷で証言

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 四つの市民襲撃事件で殺人罪などに問われた指定暴力団工藤会トップの総裁野村悟被告(72)と、ナンバー2の会長田上不美夫被告(63)の公判が8日、福岡地裁であった。工藤会傘下の現役の組長(60)が検察側の証人として出廷。野村被告が指示を出す場面を「見たことがない」と証言した。

 組長は両被告がトップを務めた2次団体「田中組」出身で、5~7人いる「総裁付」の1人。交代で野村被告の身の回りの世話をしており、ほぼ毎日、野村被告の自宅を訪れていた。

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 検察側は組長に対し、両被告…

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