NHK同時配信、総務省が再検討要求 費用増を問題視

有料記事

藤田知也
[PR]

 総務省は8日、スマホやパソコンで番組視聴できる常時同時配信に向けてNHKが認可申請した実施基準案について、再検討を求めたと発表した。現行案は事実上認めない考えで、ネット業務の見直しを迫られることになりそうだ。

 高市早苗総務相が8日の閣議後会見で、実施基準案への総務省の考え方を示した。ネット業務費用が大きく増える点などを問題視し、「真に必要か検証し、効率化を図ることが望ましい」などと指摘。費用を抑えるため、外部専門家らによる検証のしくみの導入も求めた。「認可は適当」と結論づけるのが慣例だったが、今回は懸念を列挙し、適否を示さなかった。

 総務省はNHKに対し、来月8日までに再検討結果を出すように求めた。今後募る一般意見も踏まえ、12月中にも認可を最終判断する。

ここから続き

 NHKが10月に申請した案…

この記事は有料記事です。残り639文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら