「参加にリスクあるけど…」全労連集会に自民議員のわけ

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榊原謙
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 共産と連携する全国労働組合総連合(全労連)が衆参両院の議長あてに出す請願の紹介議員に、自民の国会議員2人が名を連ねていることがわかった。請願は最低賃金の全国一律化を求める内容で、自民と距離がある労働団体の請願の橋渡しを自民議員がするのは異例だ。

 「自民党の国会議員が全労連の皆様の集会に出ることはあまりない。私も与党の中でけっこうリスクを抱えているんです」。全労連が7日開いた集会に参加し、あいさつに立った自民の務台俊介衆院議員は、こんな表現で聴衆の笑いを誘った。

 最低賃金は現在、最も高い東京都と最も低い15県の間で223円の格差がある。請願は、都道府県ごとにばらばらの最低賃金の金額を法改正で全国一律にすることに加え、最低賃金の引き上げの負担を負う中小企業に特別補助を出すことを求める内容だ。

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 7日の集会では、全労連の請…

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