W杯ボランティアは1万3千人 文化を根付かせるには

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編集委員・中小路徹
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 ラグビー・ワールドカップは1万3千人のボランティアが支えた。

 千葉県の会社員、宮城島里茄さん(27)は東京スタジアムの案内係を務めた。チケットを紛失して困り顔な海外の観客に再発行の方法を伝えた時、充実感があったという。

 ボランティアたちは観客をハイタッチで見送るなど盛り上げ役にもなった。これまでも自身が楽しむ水泳のマスターズ大会などでボランティア経験がある宮城島さんは「今後も水泳の大会を中心に続けていきたい」と話した。

 岩手県陸前高田市の主婦、及川佳代さん(57)は、釜石駅前のシャトルバス誘導などに従事。同じ東日本大震災の被災地に住む者として協力したくて、初めてスポーツボランティアに手を挙げた。「小さい仕事だけど、支えるスポーツの魅力は感じた。一方で、またやろうと思う人に募集の情報を届けることが課題では。地元のスポーツイベントでも、参加の募集は見ても、ボランティア募集は目にしないので」

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