遠隔地で休暇と仕事「ワーケーション」 働き方改革にも

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大山稜
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 仕事と休暇を組み合わせる「ワーケーション」と呼ばれる新たな働き方が注目されている。旅先に長く滞在できるというゲスト側の利点だけでなく、受け入れる地域にも恩恵があるといい、宮崎県内でも誘客の取り組みが広がっている。

 10月末、東京都内にオフィスを構えるIT企業「ベルフェイス」の社員4人が、サーフィン青島神社で有名なリゾート地・宮崎市青島を訪れた。目的は、数日後にある県内出身社員の結婚式に出席するためという。「せっかく宮崎に行くのならワーケーションを実践してみることにしました」。約1週間の短期滞在を始めた。

 ワーケーションはWork(仕事)とVacation(休暇)を合わせた造語。例えば、普段都市圏で働く人が職場を離れ、通信環境の整ったリゾート地などで休暇を取りながらリモートワーク(遠隔勤務)をする。

 企業側にとっては、社員が長期休暇を取りやすくなる▽繁忙期を避け、安価で移動できる▽地元に帰省しやすくなる、などの利点があるとされる。迎える側の地域にとっては、観光客の滞在が長期化するなど地元経済への恩恵にもなる。働き方改革を進めたい企業や、観光客の減少に悩む自治体などで注目されている。

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