鹿児島)屋久島の画家、東京で個展

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屋久島通信員・武田剛
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 世界遺産屋久島鹿児島県)の自然を描く島在住の画家、高田裕子さん(42)が14日から東京・南青山の新生堂で個展を開く。樹齢数千年の屋久杉などを繊細なタッチで描いており、都会で「悠久の森」を再現したいと話す。

 出展は13点。巨木に木もれ日が差し、清流の水紋が森を潤す風景や、大樹の幹や岩をコケや幼木が包み込む緑のグラデーションなど、どれも高田さんが感じた「森の表情」を描いたもの。屋久島で暮らし、何度も森に足を運んで気づいたという。

 屋久島の自然に魅せられ、関西から移住して10年になる。現在は屋久杉を中心に描く。きっかけは島のガイドの友人から「いつか倒れるから」と「大王杉」と呼ばれる屋久杉を描いてほしいと頼まれたことだった。

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