よみがえった蜷川幸雄の姿 人生紡ぐ舞台を見た

有料記事

増田愛子
[PR]

 演出家の故・蜷川幸雄さんが芸術監督を務めた、彩の国さいたま芸術劇場さいたま市)で10月、その半生を描く戯曲「蜷(にな)の綿―Nina’s Cotton―」がリーディング上演されました。

 若手劇作家の藤田貴大さんが、ご本人の依頼で、取材を元に書き下ろし。2016年2月、それぞれの演出で初演の予定でした。しかし、蜷川さんの入院で公演は延期、そして死去――。「幻」となったと思われていた作品です。

 演出助手を長く務めた井上尊晶さんが、演出。この劇場で、一緒に傑作を生んだ高齢者演劇集団「さいたまゴールド・シアター」と、若手集団「さいたまネクスト・シアター」が出演し、埼玉・川口での少年時代から、老いてなお、世界と闘う日々を紡ぎます。

ここから続き

 松の絵が映し出された舞台…

この記事は有料記事です。残り400文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら