「人生で最も美しい日」ベルリンの壁崩壊30年の思い

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ベルリン=野島淳
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 ドイツの首都ベルリンの大通りに、約3万人のメッセージが書かれた短冊が波打つように風に揺れている。東西冷戦の象徴だった「ベルリンの壁」が崩壊してから9日で30年となるのに合わせた記念イベントの一つ。中心部のブランデンブルク門前から約150メートルにわたって、青や黄色、白、ピンクなど色とりどりの短冊がつるされている。

 「夢が実現した。非人間的な壁が崩れた。ドイツは再び一つの国になる」(ベルリン出身ジーラフさん、54歳)。「30年前、壁が開いた日は私の人生で最も美しい日だ」(プラハ出身ノルベルトさん、61歳)

 短冊のメッセージは、ベルリンの壁の崩壊や東欧各国での民主化運動に対し、世界各地から集められたものだ。米国やドイツのアーティストらが制作した。展示は10日まで続く。

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 このほか、市内各地の広場な…

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