笠置シヅ子役でがむしゃらさ問う 演歌歌手の神野美伽

有料記事

篠塚健一
[PR]

 生バンドの演奏とともに「ブギの女王」笠置シヅ子(1914~85)の曲をいまに届け、歩みを描く演劇「SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE~ハイヒールとつけまつげ~」が23日、大阪市中央区クールジャパンパーク大阪TTホールで始まる。笠置役を演じ、歌うのは米ニューヨークやロックフェスでも力強い歌声を響かせる大阪出身の演歌歌手・神野美伽(みか)だ。

 リズムウキウキ 心ズキズキ ワクワク~

 終戦後、うちひしがれた人々の心をとらえたのは、「東京ブギウギ」をはじめとする笠置と作曲家の服部良一が世に送り出した前向きなパワーに満ちた楽曲の数々だった。笠置の境遇に思いをはせ、神野はこう語る。「明るく陽気な人だったからじゃない。体中で明るく歌っていたのは、悲しみや戦争への思いを、めいっぱい表現していたから」

ここから続き

 戦時中に弟の八郎は戦地で命…

この記事は有料記事です。残り759文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら