野球の日本代表「侍ジャパン」に対する思いが強い――。首脳陣からも他の選手たちからも信頼されていた秋山(西)が強化試合で死球を受け、右足指の骨折でチームから離脱した。追加で選出されたのが過去2年セ・リーグの最優秀選手に輝いた丸(巨)で、その穴埋めを期待される。日本シリーズが終わってから2週間弱というぶっつけ本番で「プレミア12」に挑む。
3日、日本が1次ラウンドを戦う台湾・桃園国際野球場で行われた練習に、丸が代表合流後、初めて臨んだ。ノックでは、それまで秋山が守っていた中堅の守備に入り、打撃では坂本勇(巨)や菊池涼(広)と一緒に最後まで振り込んだ。
「練習できるときに、なるべく練習したい」。丸がそう話したのには理由がある。日本シリーズ後は少し休み、その後、「体は動かしていた」という。ただ、来季に向けてバットを振ることやウェートトレーニングが中心で、実戦感覚はゼロに近い。この日は、ブルペンで山口(巨)の球筋を確認し、ストライクか否かを判断する場面もあった。「呼んでいただいた以上は準備をする。言い訳にならない」
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秋山の辞退が発表された1日…
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