「理想的な気候」のはずが札幌へ…掲げた猪瀬元知事は

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岡戸佑樹 西村奈緒美
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 2020年の東京五輪で、マラソンと競歩が札幌市で開催されることが決まった。招致段階での「理想的な気候」というアピールは何だったのか。開催決定時の東京都知事で、招致委員会の会長だった猪瀬直樹氏(72)が朝日新聞の取材に語った。

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 東京五輪は、7月24日~8月9日に開催される。

 「7月中旬までは雨期、9月からは台風シーズン。夏が最適というのは間違いない。高校野球甲子園もこの時期にやっている。学校の夏休み期間でもあり、会社勤めの人も順番に休暇を取る季節で、交通機関のことも考えると最も適している」

 「マラソンは皇居周辺を走る。中心に緑の余白がある東洋的な近代都市を世界に印象づけられるチャンスだった。札幌はきれいな街だけど、大通り公園は意外に短くて1・5キロしかない」

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 「国際オリンピック委員会(…

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