香港長官、中国副首相と会談へ 「更迭」の行方に注目

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深圳=益満雄一郎
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 香港政府は3日、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が6日に北京で中国共産党最高指導部メンバーの韓正(ハンチョン)副首相と会談すると発表した。香港で6月に反政府デモが拡大した後、林鄭氏と党最高指導部の公式会談は初めて。韓氏は香港政策を統括しており、デモへの対応や林鄭氏の人事が話題になる可能性がある。

 長期化する香港の混乱を受け、先月末に閉会した共産党の重要会議、中央委員会第4回全体会議(4中全会)では、中国側の香港への統治を強化する方針が決まった。会談では、林鄭氏にこれを受けた指示が出るかも焦点だ。

 林鄭氏をめぐっては、英紙フィナンシャル・タイムズが10月、中国政府が更迭を検討中だと報じた。中国外務省は報道を否定したが、親中派の一部からも、民主派が有利と予想される24日の区議会選挙への影響を小さくするため、林鄭氏を交代させて事態打開を図るべきだとの声が上がる。

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 香港メディアによると、林鄭…

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