旭日大綬章の谷垣氏、今後も増税「検討は常にしなきゃ」

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西村圭史
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 3日付で発表された秋の叙勲で、旭日大綬章を受章した自民党前総裁の谷垣禎一氏(74)が、報道各社のインタビューに応じた。自らが深く関わった10%への消費増税が先月、実現したことについて「紆余(うよ)曲折があったが、なんとか形になった」と語った。

 谷垣氏は1983年に初当選。財務相などを歴任し、野党時代に党総裁に。党幹事長だった2016年7月に自転車事故で脊椎(せきつい)を損傷し、その後、政界を引退した。

 民主党政権時代の12年、消費税率を10%まで引き上げることを決めた民主、自民、公明の「3党合意」が結ばれたとき、党総裁だった。今年10月の10%への増税に関し、「財政健全化を図ろうという流れが一応、ひと回転することができた」と述べた。

 安倍晋三首相が「(消費税は)今後10年間ぐらいは上げる必要はないと思っている」と述べたことにも触れ、「国際的な日本の地位や国際経済の変転を見ながら、検討は常にしていかなきゃいけない」と指摘した。

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