南ア初の黒人主将コリシ活躍 故郷「僕たちの希望の星」

有料記事

ズウィデ=石原孝
【動画】南アフリカ・ポートエリザベス郊外のパブリックビューイング会場に集まった人たちが、優勝を喜んだ=石原孝撮影
[PR]

 ラグビー・ワールドカップ(W杯)で南アフリカが2日、3大会ぶりの優勝を果たした。同国では今もラグビーは「白人のスポーツ」とも呼ばれる。チームを率いたのは黒人初の主将、シヤ・コリシ選手だった。同国南部ポートエリザベス近郊ズウィデにあるコリシ選手の故郷では、恩師らがパブリックビューイング会場に集まり、歓喜の声を上げた。

 この日、故郷の人々は、コリシ選手が画面に映し出されると大きな声援を送った。南アがトライを決めるたびに立ち上がって喜び、優勝を決めた瞬間は涙ぐむ人もいた。

 コリシ選手が少年期に所属した地元チームでプレーするバドベル・セカニ君(14)は仲間と優勝の瞬間を見届けた。「コリシ選手は僕たちの希望の星。将来は彼のように代表選手になりたい」と笑みを見せた。

ここから続き

 アパルトヘイト(人種隔離)…

この記事は有料記事です。残り404文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら