フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、フランス杯は1日、フランスのグルノーブルで開幕し、男子ショートプログラム(SP)では宇野昌磨(トヨタ自動車)がジャンプで2回転倒するなどして精彩を欠き、4位発進となった。演技後の報道陣との主なやりとりは以下の通り。

 ――演技を振り返って。

 「一言で片付けるなら良くなかった。なぜそうなったかというと、気持ちがどうしてもマイナスな方に向いていたなと思います。それが悪い方向に出たのかなと思いました」

 ――滑る前の心境は。

 「どうしても自分が最後まで滑りきれるイメージが全くわいていなくて。簡単に言うと弱気になっていたところがあるかなと思います。で、(4回転)トーループの失敗はまだしも、トリプルアクセル(3回転半)の失敗。あれはもう、跳ぶ前に完全に自分のメンタルにのまれてしまったな、と。普通にやれば成功の方が圧倒的に多いジャンプ。思いっきりいけば跳べるはずなのに、思い切り踏み込めなかった。今、思い返せば、簡単なことのように思いますけども、試合中はその簡単なことがとても難しくなりました」

 ――「弱気」になった原因とは。

 「フィンランディア杯が終わっ…

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