新校舎は大阪城そば、大学統合の勝算 注がれる厳しい目
坂東慎一郎
【動画】大阪府立大と大阪市立大の新キャンパス建設予定地=依知川和大撮影
少子化を背景に、大学の統合・再編が活発になるなか、大阪府立大と大阪市立大が2022年度の統合をめざしている。新大学の学生数は国公立大で全国3位の規模となり、開学4年目には大阪城のそばに新キャンパスを開く計画だ。立地に優れた「都市型公立大学」を売りに、優秀な研究者と学生を引きつける狙いだが、試みは成功するだろうか。(坂東慎一郎)
「規模にふさわしい内容をともない、大阪ひいては世界に貢献できる大学をめざしていく」
府立大と市立大の運営法人が統合され、今年4月に誕生した「公立大学法人大阪」。西沢良記(よしき)理事長は8月末、新大学の基本構想を公表し、そう強調した。
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