85歳のラガーマン、果敢にタックル 夢は「金」

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山野健太郎
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 85歳の「現役」ラガーマンがいる。福岡市の山田常男さん。今でも頭からのタックルが信条だ。ラグビー・ワールドカップ(W杯)の日本代表の躍進にも刺激され、90歳までプレーを続ける夢を思い描く。

 山田さんは数え年40歳以上が入会資格の福岡市のクラブチーム「迷惑ラグビー倶楽部(くらぶ)」に所属し、ポジションはスタンドオフ。週1回の練習に参加し、月1回ほどの試合にも出場する。

 東京生まれの山田さんは、大学ラグビーの名門、明治大の八幡山グラウンド(東京都世田谷区)の近くで育った。明大ラグビーに憧れ、1948年に中学校でラグビー部を立ち上げた。戦後間もない時期。道具がそろわず、裸足でグラウンドを駆けた。

 都立千歳高でラグビーを続け、明大に入学。明大で長く監督を務めた故・北島忠治さんに頼み込んで入部した。フルバックが定位置で、キックが得意だった。

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 卒業後は銀行に入り、ここで…

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