米ホワイトハウスは29日、11月にバンコクで開かれる東アジアサミットと東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議にオブライエン大統領補佐官(国家安全保障担当)を派遣すると公表した。トランプ大統領が3年連続で東アジアサミットの出席を見送るうえ、昨年出席したペンス米副大統領も欠席し、「アジア軽視」と取られそうだ。一方、中国は李克強首相が参加する予定で、アジアにおける米国の存在感の低下は必至だ。
東アジアサミットは、日米中ロなど18カ国が参加する。米国とロシアは2011年から参加を始め、アジアへの「リバランス政策」を掲げたオバマ前大統領は任期中に開催された全6回のうち5回に出席。欠席したのは「政府閉鎖」が発生した13年だけだった。
これに対し、17年に就任したトランプ氏は一度も出席していない。最初の年は会場となったフィリピンを訪問してASEAN各国首脳らと会談したが、首脳会談の開催直前に帰国。翌18年はペンス氏が代わりに出席したが、今年は閣僚でさえないオブライエン氏が「特使」として出席し、ロス商務長官が同行する。
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トランプ政権は「リバランス…
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