SBI社長「1年半もかけず島根銀をV字回復させる」

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聞き手・笠井哲也
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 SBIホールディングス(HD)の北尾吉孝社長に地方銀行との関係強化のねらいを聞いた。

 ――9月、島根銀行と資本業務提携を結びました。連携拡大を図るねらいは。

 「我々の持っているテクノロジーを使えば、地域金融機関は大きく変わることができる。業務の合理化については、SBIはロボットによる業務の自動業化(Robotic Process Automation=RPA)を積極的に進めているが、その導入などもお手伝いできる」

 「システム投資ができないなら、共有化して合理化すればいい。たとえば、我々がアマゾンのサービスを使ってプライベートクラウドをつくって、そこに便乗してもらう。また、証券子会社を持っている地域金融機関は結構あるが、品ぞろえはSBI証券と比べて一ケタ少ないと感じる。地域の顧客や投資家のニーズを満たす状況ではない。保険商品の販売など、我々は様々な金融サービス業務を持っている。そうした業務を地銀から請け負うことができる」

 ――地域金融機関が抱えている経営課題について、どう認識しているか。

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 「全部。総合的に直さないと…

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