てんかん発作「脳を冷やせば抑えられる」 群馬大研究G
寺沢尚晃
てんかんの発作が起きた時、脳内の温度が約1度上がり、脳内のたんぱく質が異常に活性化することを、群馬大学の柴崎貢志准教授(分子細胞生物学)らの研究グループが突き止め、科学誌「ラボラトリー・インベスティゲーション」に発表した。脳を冷やすことで、発作を抑えられることをマウスの実験で確かめた。
柴崎准教授らのグループは、開発した局所脳内温度計を使い、てんかんの発生している脳の部分(原性域)の温度を測ったところ、正常な脳よりも1度ほど高いことがわかった。さらに、脳内温度を管理している「TRPV4」というたんぱく質が異常活性化し、てんかんの発作を起こす神経活動が強まることを突き止めた。
ここから続き
柴崎准教授らはさらに、てん…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら