IS指導者、側近妻から潜伏先特定か AP通信報道
高野裕介
過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者が米軍の作戦で死亡したことをめぐり、AP通信は27日、同容疑者の側近の妻の拘束が居場所の特定につながったと報じた。
同通信がイラク情報機関の高官の話として伝えたところでは、米軍が数カ月前にイラク西部で空爆を実施し、バグダディ容疑者の側近が殺害された。その際に拘束した側近の妻を、イラク当局が尋問。居場所に関する情報を入手し、米側に伝えたという。別の当局者の話では、バグダディ容疑者の義理の兄弟の拘束も役立った。
イラクのアブドルマハディ首相は同日、「諜報(ちょうほう)活動による勝利だ」と述べた。
一方、ロイター通信は、同国西部の砂漠地帯で側近を拘束し、供述や押収した文書から潜伏先に関する情報を得たと報じた。
米メディアによると、バグダディ容疑者が隠れていたのは、シリアの反体制派が拠点を置く同国北西部イドリブ県。住居施設で行われた米軍による作戦の末、バグダディ容疑者がトンネルに逃げ込み、自爆用ベストを爆発させ死亡したという。
また、AFP通信によると…
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